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人の恐怖と欲望によって生み出されるラットレース
金持ち父さんはこう言った、
「人間だれしも恐怖と欲望という感情を持ち合わせている。
まず、お金を持たずにいることが怖いから必死で働く、そして給料を受け取ると欲張り心が頭をもたげ、
もっとお金があればあれも買える、これも買えると考え始める。」
「朝起きて、会社に行き、請求書を支払う、また朝起きて、会社に行き、請求書を支払う・・・
この繰り返しだ。
そのあとの人生はずっと恐怖と欲望という２つの感情に走らされ続ける。
そういう人はたとえお金を多くもらえるようになったとしても、
支出が増えるだけでパターンそのものは決して変わらない。
これが『ラットレース』だ」
ではなぜ、このパターンにはまってしまうのか？
答えは、
お金について「頭を使わず、感情に任せて反応しているだけ」だからだ。
何も考えずに。
ほとんどの人はお金が無くなったらどうしようと心配ばかりしている。
そこで何も考えず、そして手っ取り早くお金を得るために会社に行き働くという反応をする。
そしてそこでいくらかお金を手にすると
今度は『喜びと欲望』が出てきて、
何も考えず、流されるままそれに反応をする。
つまり、多くの人は
『恐怖』という感情に対して、何も考えず、会社に行き働くという反応。
『欲望』という感情に対して、何も考えず、それを得るという反応。
を繰り返しているのだ。
だから、いくら働いても次の日に朝起きると、いつもそこには昨日と同じ恐怖が待っている。
何百万人という人が、
昔から変わることのないこの恐怖のために、
心配で眠れない悶々とした夜を過ごす。
そして朝になるとベッドから飛び出して仕事に行く。
この恐怖を給料が解決してくれるのではないかと願いながら。
間違いなく、こういう人の人生はお金によって動かされている。
何も考えずに『感情』に反応するのではなく、
この人生の罠に気付き、
一度立ち止まって、負のサイクル（ラットレース）から抜け出すためにしっかりと頭を使って考えて欲しい。
